アイフルいよいよ破綻か?!
ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんが、
最近のアイフルの動向について週刊ダイヤモンド・2013年10月5日号
に記事がでました!
事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)によって
これまで経営再建を図ってきたアイフルですが、
来年(2014年6月末)に迫る巨額債務の弁済期限までに
全額を返済することがほぼ困難なのが現状のようです。
記事を要約してみます。
●アイフルは、2009年9月、過払い金返還請求の急増により
経営悪化に追い込まれ、事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)によって
再建を図ることになった。
●その方法としては、銀行などから借り入れした債務の総額2721億円のうち、
その一部である760億円余りを分割返済すれば、残りの債務(約1900億円)
については5年間の猶予(2014年6月末まで)が受けられるというものでした。
●一部返済を果たし5年の猶予を得られたアイフルは、
その後大規模なリストラを敢行し、営業費用を大幅に削減するとともに
資産の売却を進め、債務の弁済に充ててきた。
●一方で、一時山を越えたと言われてきた「過払い金返還請求」ですが、
思っていたほど請求数が減少せず、毎年一定数の請求が続いてきました。
●アイフルとしては、過払い金の請求者に対し、返金を渋ることで対応してきた
ものの、自身の債務については思ったほど弁済が進まず、
来年(2014年6月末)に迫る残債務の弁済期限までに全額を返済することがほぼ困難
なのが現状とのことです。
●残債務は、2014年3月末の予想で約1600億円あるとされ、
アイフルとして取り得る手段は、以下の3つしかないとされています。
(1)債務全額を弁済する(完済)
(2)債務全額を借り換えする(弁済期限のジャンプ)
(3)アイフルを買収する救世主が現れ債務全額を肩代わりしてくれる。
●記事では、(1)(2)の選択肢はかなり困難が予想されるので、
(3)の買収されて生き残りをかけるあたりが今現在一番現実味があるとして、
「単独での生き残りは困難」であると締めくくっています。
●とはいえその救世主として候補に挙がっているのは「Jトラスト」で、
現在過払い金の交渉先として最も条件の渋い業者の1つです。
●もちろん、破綻の可能性もなくなったとはとても言えないので、
破綻か、買収か、どちらにしても厳しい状況は変わりないということのようです。
では、過払い金返還手続きの観点から、戦略を考えてみましょう。
いま日本は、アベノミクスや2020年の東京オリンピックに象徴されるように、
なんとか景気を上向かせることで、国を立て直そうとしていますから、
アイフルをむざむざ破綻させるようなことはしない可能性もあります。
しかし、アイフルとしては、来年の弁済期限に向けて、
なんとかこの山場を乗り切りたいでしょうから、
もともと過払い金返還の和解条件が厳しいところで、
より一層条件が厳しくなってくることが予想されます。
とすれば、「アイフル」への過払い金返還手続きは、
1日でも早く過払い金請求しておくのが最善の策といえるのではないでしょうか。
また、アイフルの現状を考えた場合、
訴訟を提起しても条件が厳しいのは変わりありませんし、
現状では手続きを後回しにされて、来年の弁済期限までに訴訟が動かない可能性も
おおいにあります。
とすると、
訴訟を提起すること自体が破綻するリスクを含んだ選択になりかねません。
うまくこの場を乗り越えてくれればいいですが、
弁済期限までにアイフルを救済するなんらかの動きがなければ、
本当に破綻してしまうかもしれません。
これは最悪のパターンです。
救世主として名前が挙がっているのは、
もともと条件の厳しい「Jトラスト」ですので、
買収が実施されたとしてもその後条件が良くなることは考えにくいといえます。
それならば、弁済期限である2014年6月までに
できるだけ和解してしまうのが得策ではないかと考えるところです。
過払い金MAX.com(司法書士法人永田事務所)としても、
アイフルの動向については、今後も情報収集を欠かさないようにいたします。
状況は常に変動していますので、アイフルへの過払い金返還で
お悩みの方は、お気軽に弊社の無料相談へご連絡ください。
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